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卯月コウさんを勝手に宣伝する「非公式宣伝サイト」

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俺達は卯月コウのアイシーがある星に生まれた。 -6年越しの輝きを受けた私-

アイシー / 卯月コウ (Official Music ) 2025年5月10日、一つの楽曲がインターネットの海に還ってきた。 大谷翔平選手はかつてこう言った。「僕はおむすびのおいしい国に生まれた。」と。(ファミマの看板) そして今、自分はこう言いたい。「俺は、卯月コウの『アイシー』がある星に生まれてよかった」と。 6年という、あまりにも長い不在の時を経て、卯月コウが紡いだ『アイシー』が再び世界に放たれたという事実。それだけで、胸を締め付けるほどの感動が込み上げてくる。 なぜ、これほどまでに心が揺さぶられるのか。 その答えを探すには、時計の針を6年前に戻す必要がある。これは、あまりにも個人的で、しかし多くのファンと共有してきたであろう、喪失と再会の物語だ。 2019年6月 今は2019年6月。梅雨時期でありながら、とても暑い日々が続いていた。 私は、『会える!話せる!VTuberおしゃべりフェス おなえどしの秘密会議・TT ーこれがてえてえー』を目前に控え、しかしチケットを持たない無力なファンの一人だった。 https://t.livepocket.jp/e/odgumi 6月15日夜の告知、翌16日正午のチケット発売。そのあまりにも無慈悲なスピード感の前で、私にできることなど何もなかった。 2019年6月16日 12:00 外出が決まっていたので、外に居た。 外出先でのチケット争奪戦。詳細は省くが、奇しくもその日の用事は、6年後の2025年6月29日という未来に繋がるものだった。運命とは、時に残酷な伏線を張る。 結果は、言うまでもなく惨敗。仙台の比ではなかった。この無念が、のちの卯月コウさんへの応援活動の原動力の一つになったことは間違いない。 2019年6月21日 2019年6月22日 卯月コウさんがプレミア公開・・・? 2019年6月22日 20:00 突然のプレミア公開の告知。 うあああああああああああああああああああああああああってひっくり返った。 私はその日、別のライブイベントに参加するため千葉にいた。 打ち上げに行こうとしていた矢先、スマホに表示された通知に血の気が引いた。 「具合悪いなぁ」と嘘をつき、仲間たちから離れて一人、千葉港(ちばみなと)のホテルへと駆け戻った。 2019年6月22日 23:00 友人もまだ戻らない暗い部屋の中、iPadの小さな画面だけが光っていた。 そこで観たのは、何のひねりもない、あまりにも純粋な「卯月コウ」そのものだった。 その剥き出しの何かが、グサリと深く突き刺さり、決して抜けることのない楔となった。 2025年の仙台公演で感じた光と闇のコントラストは、この時の原体験があったからかもしれない。会場の中に入れなかった私には、本当のところはわからないけれど。 ぼっちぼろまる さん 2019年6月23日 2019年6月29日 2019年6月30日 2019年7月1日 そこにはもう、何もなかった。 わずか2週間。あまりにも短い邂逅だった。プレミア公開の熱狂も、感動も、全てが夢だったかのように、動画は非公開になった。 しかし、あの時心に刺さった楔は、決して消えることはなかった。 その刺さった何かは1年、また1年と残りつづけ、世界の情勢が大きく変わろうと、卯月コウさんが3Dライブに出られるようになろうとも、ずっとずっと心の中に残り続けた。私以外の皆さんの心にも残り続けただろう。 ほんとうにあれから6年が経ったのだろうか。 2019年12月3日 今年を代表する1曲は?「第1回VTuber楽曲大賞」結果発表 - 音楽ナタリー コラム 2000人以上が選んだ、VTuber楽曲の人気ランキング - 12月3日に東京・LOFT9 Shibuyaにて、トークイベ natalie.mu 『VTuber楽曲大賞」というプロの有志の企画があり、楽曲部門で18位にランクインした。 もちろん、エントリーされた楽曲の中に非公開の曲など無いはずなのに、非公開になってから5ヶ月程度。公開されていた期間の何十倍の時間が経っているのに、18位にランクインしたことは、卯月コウさんのアイシーがいかに多くの人の心に残っていたかを物語っている。 2025年5月 2025年5月10日 嘘じゃなかった https://x.com/i/trending/1921275709047054490 2025年5月12日 この動画がすごい! 今週のおすすめVTuber動画(~5月9日) https://www.moguravr.com/vtuber-weekly-2025-05-12/ たまごまごさんの動きが早い。 仙台でのライブを終えたその日、彼は再び『アイシー』を世界に放った。6年という長い時を経て、我々は再びこの曲と出会うことができたのだ。 触れるか触れないか、という6年間の自分との決まり 『アイシー』が非公開になった当時、卯月コウさんはその理由について「揉め事とかそういうのではない」とだけ語りました。そして、陰ターネットラジオでは、ファンに「聞かないでくれ」と。 その言葉は、私の中で一つの重いルールとなりました。 「彼自身が再びその扉を開けるその時まで、決してこちらから話題にするのはやめよう」と。 もちろん、ずっと話したかった。あの衝撃について語り合いたかった。しかし、それが彼の負担になったり、無駄に傷つけたりすることだけは避けたかったのです。だから卯月広告では、ごく稀な例外を除き、この曲に触れることを固く禁じてきました。 2019年6月30日の配信で、彼は語っていました。「今までの無惨だった俺が曲を作った物語性」「本当の勝負はここからだ」と。 だからきっと、2025年5月10日という日は、彼が自身の「挑戦」に、心からの「成功」を感じられた日だったのかもしれない。だからこそ、彼は自らの手で再び『アイシー』を世界に放ったのだと、私は信じています。 もはや、本当の理由が何であったかを、永遠に聞けなくても良い。2025年の今、私は心からそう思っています。未来の私がまた違う考えを持つ日が来るかもしれませんが、今は、この再会という事実だけで十分なのです。 太陽系地球のノイズが生んだ「アイシー」 もし冥王星で出来ていたら、冥王星で聞いたら、卯月コウさんが冥王星で生きていたら、透き通るアイシーになっていたんだろうか。 いや、そんな地球のノイズが混ざりに混ざって出来た卯月コウさんから生まれたアイシーだからこそのフックで引き込まれる質感になるんだろう。 地球に何本電柱を建てようが、どんなすごい環境で聴こうが、卯月コウさんのアイシーには変わりない。 ラスサビ言い直し転調という気づき 事件は、再公開された『アイシー』を聴いていた時に起こった。 「待て…このラスサビ、ただの転調じゃない。転調した上で、言い直してる…!?」 まさかの「ラスサビ言い直し転調」という合わせ技一本。6年前の私には到底理解できなかったであろう、高度なテクニックがそこに隠されていたのだ。 この発見に、私は深夜にもかかわらず一人でスタンディングオベーション。数年越しに新しい燃料が投下され、一人で勝手に盛り上がれるこの感じ。オタクの楽しみ方って、根本的には何歳になっても変わらないものなんだなと、変なところで感心してしまった。 こういう瞬間があるから、オタクはやめられない。 https://www.youtube.com/watch?v=mEvJtETEoOw&t=197s #にじそうさく10 本当は、これらの感情も全て本に詰め込むつもりだった。しかし、スペースの都合や、何より入稿を終えてから「あれも書きたい、これも伝えたい」という想いが溢れてきてしまった。だから、こうしてnoteに書いている。 本誌『KOUZINE Vol.3』と、おまけの『分科会』も、よろしくお願いします。このnoteは、そのどちらとも連動し、補完する、もう一つのSTORYです。 最後に 2019年6月30日の配信で、彼は語っていた。「今までの無惨だった俺が曲を作った物語性」「本当の勝負はここからだ」と。 だからきっと、2025年5月10日という日は、彼が自身の「挑戦」に、心からの「成功」を感じられた日だったのだろう。だからこそ、彼は再び扉を開いたのだと、私は信じている。 もはや、本当の理由が何であったかを、永遠に聞けなくても良い。この再会という事実だけで、十分すぎるほどに満たされている。 なぜ『アイシー』は、これほどまでに我々の心を掴むのか。 それはきっと、あらゆるノイズが混ざり合うこの地球で、あの卯月コウの中から生まれたからだ。予測不能な出来事、完璧ではない現実、そして、我々ファン一人ひとりの多様な想い。それら全てが混ざり合って生まれたからこそ、この曲はこれほどまでに深く、心を揺さぶる。 俺は、卯月コウの『アイシー』がある、このノイズまみれの地球という星に生まれて、本当に良かった。 心から、そう思う。 #にじさんじ #卯月コウ #アイシー #卯月広告 #SitR仙台 #にじさんじWORLDTOUR2025 #にじそうさく10
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